こんにちは。The Chrono Lab編集部です。
G-SHOCKといえば、衝撃に強く水にも強いタフな腕時計です。雨に濡れても気にならないし、アウトドアでも気兼ねなく使える。その頼もしさが魅力ですよね。
ただ、海水浴やプールに出かけるとき、あるいはサウナに入るときとなると話は少し変わってきます。
「20気圧防水なら海でも平気?」
「サウナでも外さなくていい?」
「ダイビングには使える?」
といった疑問は、意外と答えが分かれるところです。
実は、G-SHOCKの防水性能が高いことと、あらゆる水中・高温環境で使用できることは別の話なんです。
僕ら編集部としても、せっかく手に入れたG-SHOCKを長く使ってほしいので、防水表示の意味だけでなく、実際の使用場面や使用後のお手入れまで知っておいてほしいと思います。
この記事では、カシオが公表している防水性能と取り扱い上の注意点を踏まえ、海・プール・サウナ・ダイビングでの使用可否を詳しく解説します。
- G-SHOCKの20気圧防水が意味する性能と限界
- 海水浴やプールで使用する際の注意点
- サウナ・温泉・ダイビングでの使用可否
- 防水性能を保つお手入れとモデルの選び方
G-SHOCKの防水性能は?
まず知っておきたいのが、G-SHOCKの防水表示です。時計の裏蓋や製品仕様に書かれている数字には、きちんと意味があります。ここを理解すると、どんな場所で使えるのか判断しやすくなります。
G-SHOCKは全部防水なの?
G-SHOCKは耐衝撃性能と防水性能を特徴とする、カシオの腕時計ブランドです。
代表的なモデルには20気圧防水が採用されており、日常の水仕事から水泳、海でのレジャーまで幅広く対応しています。
例えば、定番スクエアモデルのDW-5600UEや、ソーラー充電に対応したG-5600UEも20気圧防水仕様です。一般的な腕時計と比べても、水を気にせず使える場面が多いのは大きな魅力でしょう。
初代のデザインを忠実に受け継ぎながら、最新のLEDバックライトを搭載した不朽の定番モデルはこちらです。
編集部ただし、「G-SHOCKだから、どんな使い方でも大丈夫」と考えるのは避けたいところです。
モデルによって素材や機能が異なりますし、長年使用した時計では新品時と同じ防水性能を維持できていない可能性もあります。
また、20気圧防水と潜水用200m防水は同じものではありません。
自分の時計がどの防水区分に該当するのか、まずは型番と製品仕様を確認してみてください。
20気圧防水は何メートル?
G-SHOCKの仕様でよく見かける「20気圧防水」は、時計が一定の水圧に耐えられるよう設計されていることを示します。
ここで注意したいのが、20気圧防水だからといって、水深200mまで潜れるという意味ではないことです。
時計の防水試験で想定される条件と、実際の水中活動では環境が異なります。水の動きや衝撃、操作方法などによって、時計にかかる負担も変化するからです。
一般的な20気圧防水は、水泳やサーフィン、素潜りなどに対応する区分ですが、空気ボンベを使用するスクーバダイビングには対応していません。
数字の大きさだけで判断せず、その防水区分で認められている使用方法を確認することが大切です。
20気圧防水のポイント
20気圧防水は、日常生活や一般的なウォータースポーツに対応する性能です。ただし、水深200mまでの潜水を保証するものではありません。潜水用防水とは区別して考えましょう。
防水表示ごとの違い
腕時計には、日常生活用防水、日常生活用強化防水、潜水用防水などの区分があります。
カシオの案内をもとに、代表的な使用場面を比較してみましょう。
| 防水区分 | 水泳 | サーフィン | 素潜り | スクーバダイビング |
|---|---|---|---|---|
| 日常生活用防水 | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 |
| 5気圧防水 | 可能 | 不可 | 不可 | 不可 |
| 10気圧防水 | 可能 | 可能 | 可能 | 不可 |
| 20気圧防水 | 可能 | 可能 | 可能 | 不可 |
| ISO規格200m潜水用防水 | 可能 | 可能 | 可能 | 対応 |
この表は一般的な防水区分の用途を示したものです。実際の使用では、時計の状態や各モデルの取扱説明書による制限も確認してください。
とくに重要なのは、20気圧防水と潜水用200m防水の違い。どちらも200という数字が登場しますが、想定される使い方は同じではありません。
なお、防水性能に関する使用上の注意点は、カシオ公式「防水時計の取扱注意事項とお手入れは?」でも確認できます。
裏蓋の防水表記を確認する
手元にG-SHOCKがあるなら、一度裏蓋を見てみましょう。
ただし、裏蓋に刻印された内容だけでは、その時計が現在も十分な防水性能を維持しているかまでは分かりません。
中古で購入した時計や、電池交換・修理の履歴が不明な時計は注意が必要です。外見に傷が少なくても、内部のパッキンが劣化している場合があります。
また、G-SHOCKには似た外観のモデルも多いため、製品の細かな仕様を調べる際は型番から確認するのが確実です。
例えば、同じスクエア型でも電池式、ソーラー式、メタル外装などの違いがあります。防水性に加えて、使用後のお手入れ方法にも目を向けたいですね。
G-SHOCKは海で使える?
海は、G-SHOCKの防水性能を活用しやすい場所のひとつです。一方で、海水に含まれる塩分や砂、波の影響には注意が必要。使っている間だけでなく、帰宅後のケアも大切になります。


海水浴や水遊びで使える?
20気圧防水のG-SHOCKであれば、一般的な海水浴や浅い場所での水遊びに対応しています。
海に入るたびに時計を外す必要がないのは、G-SHOCKならではの便利さですよね。
ただし、海水浴では時計が濡れること以外にも気をつけたい点があります。
例えば、岩場に時計をぶつけたり、砂がケースとバンドの隙間に入り込んだりすることもあるでしょう。
G-SHOCKは耐衝撃構造を備えていますが、ガラスや外装に傷が付かないわけではありません。激しい衝撃によって、時計の状態に問題が生じる可能性もあります。
また、海水に浸かった状態でボタンやりゅうずを操作するのは避けてください。一般的な防水時計では、水中や濡れた状態での操作が浸水の原因となるおそれがあります。
時刻の確認だけなら、無理にボタンを触らず表示を見るだけにしておくと安心です。
サーフィンでも使える?
カシオも、20気圧防水の用途としてサーフィンやジェットスキーなどを紹介しています。
ただし、海でのスポーツでは防水性能だけでなく、装着状態にも気を配りたいところです。
波の衝撃で時計が腕から外れないように、バンドの留め具や遊環の状態を確認しておきましょう。とくに長年使用しているバンドは、ひび割れや硬化がないかチェックしておきたいですね。
さらに、サーフボードや岩への衝突にも注意が必要です。耐衝撃性能があっても、想定を超える負荷や損傷に対して無条件に耐えられるわけではありません。



僕ら編集部としては、海で頻繁に使うなら、軽量で腕にしっかり固定できる樹脂バンドモデルが扱いやすいと考えています。
ただし、競技や施設ごとに腕時計の装着ルールが設けられている場合は、そちらを優先してください。


海水に濡れた後の手入れ
海でG-SHOCKを使った後は、真水で塩分や汚れを洗い流してください。
これは単なるおすすめではなく、カシオも案内している基本的なお手入れです。
海水が付いたまま放置すると、金属部品の腐食や外装への悪影響につながるおそれがあります。バンドの隙間や裏蓋周辺には、目に見えない塩分が残ることもあるでしょう。
まず、時計の防水状態に問題がないことを確認し、常温の真水でやさしく洗い流します。落ちにくい汚れがあっても、硬いブラシなどで強くこすらないようにしてください。
洗った後は柔らかい布で水分を拭き取り、風通しのよい日陰で自然乾燥させます。
このとき、ドライヤーの熱風で急いで乾かすのは避けましょう。熱によって樹脂部品などに負担をかける可能性があります。
- 防水状態を確認して常温の真水で洗う
- 砂や塩分を無理な力を加えず落とす
- 柔らかい布で水分を拭き取る
- 直射日光を避けて自然乾燥させる
汚れが気になる場合は、素材によって洗い方が異なるため注意してください。詳しいケアについては、G-SHOCKの水洗いと正しいお手入れ方法でも解説しています。
G-SHOCKはプールで使える?
プールでの使用についても、基本となるのは防水区分です。ただし、一般的なプールと温水プールでは、考え方が異なる点に注意してください。
水泳中も着けられる?
泳いでいるときも時刻を確認できるため、スポーツやレジャーで便利に感じる場面は多いでしょう。
ただし、プールで使用する際は、時計の状態を事前に確認しておくことが大切です。
ガラスにひびがある場合や、裏蓋周辺に異常が見られる場合は、使用を控えてください。長期間電池交換や防水検査を受けていない時計についても、慎重な判断が必要になります。
また、泳ぎながらボタンを押すのは避けましょう。濡れた状態でのボタン操作は、一般的な防水時計で推奨されていません。
なお、プール施設によっては、利用者同士の接触や時計によるけがを防ぐため、腕時計の着用を禁止している場合があります。



時計が防水仕様であることと、施設で着用できることは別なので、利用ルールも確認しておきたいですね。
塩素やバンドへの影響は?
プールで気になるのが、消毒に使用される塩素などの成分です。
通常の水泳に対応する時計でも、水道水以外の成分が付着した状態で長く放置するのはおすすめできません。
とくに、金属製の部品や樹脂バンドの隙間には、汚れや水分が残ることがあります。使用後は時計の防水状態を確認し、真水ですすいでから乾燥させましょう。
バンド素材にも目を向けたいところです。
樹脂バンドは水辺で扱いやすい一方、紫外線や汗、汚れ、経年変化などによって劣化する可能性があります。
布製や革製のバンドでは、水分を吸収したり乾きにくかったりする場合もあるため、時計本体の防水性能だけで判断しないことが大切です。
プールで頻繁に使用するなら、洗いやすさや乾かしやすさも選ぶ際のポイントになります。
温水プールでは使える?
ここは、とくに注意したい部分です。
カシオは、防水時計であっても温水プールやサウナなどの高温多湿な環境での使用を避けるよう案内しています。
20気圧防水という表示は、水圧に対する性能を示すものであって、高温の水や蒸気への耐性を保証するものではありません。
温度変化や高温環境は、防水部品や時計内部の状態に影響する可能性があります。
そのため、「普通のプールで泳げるから温水プールでも大丈夫」とは考えないほうがいいでしょう。
例えば、温水プールに併設されたジャグジーや温浴設備なども、使用を避けたい場所です。
泳ぐ前に時計を外し、濡れにくく高温にならない場所で保管するのが安心です。
G-SHOCKはサウナで使える?
G-SHOCKはタフな時計ですが、高温環境での使用には別の注意が必要です。サウナや温泉、お風呂などでの扱いについて見ていきましょう。
20気圧防水でもサウナはNG
G-SHOCKをサウナに持ち込んでも大丈夫なのか。
カシオの公式案内でも、サウナのような高温多湿環境での使用は推奨されていません。
防水性は水の侵入を防ぐための性能ですが、サウナでは高温と湿気の両方が時計に影響します。
時計内部と外部の温度差が大きくなると、ガラスの内側が曇る原因になることもあります。また、パッキンや樹脂部品などに余計な負担がかかる可能性も否定できません。
「短い時間なら大丈夫だった」という経験があっても、それが安全性を証明するわけではないんです。
G-SHOCKは過酷な環境を想定したモデルが多いものの、すべての環境に対応する万能な時計ではありません。
お気に入りの一本を長く使いたいなら、サウナに入る前に外す。それが僕ら編集部のおすすめです。
サウナでの使用は避けましょう
20気圧防水や潜水用防水は、サウナへの対応を意味しません。高温多湿による防水性能の低下やガラス内部の曇りを防ぐためにも、サウナ室には持ち込まないようにしてください。
お風呂や温泉でも外すべき?
G-SHOCKは、入浴時にも外しておくのが基本です。



「お風呂ならサウナほど熱くないし、20気圧防水なら問題ないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、カシオは防水構造の時計についても、入浴中の使用を避けるよう案内しています。
さらに、お風呂では石けんやシャンプー、入浴剤などが時計に付着することもあります。
こうした成分は、単なる真水とは性質が異なります。防水時計であっても、洗剤などを使用しながら時計を濡らすことは推奨されていません。
温泉も同様です。温泉成分や高い水温が時計に及ぼす影響は、日常の水仕事とは別に考える必要があります。
なお、G-SHOCKの20気圧防水技術では通常のシャワーも使用場面として紹介されていますが、それは熱いシャワーや石けんを使った洗浄まで無条件に保証するものではありません。
入浴や洗髪の前には外しておく。この習慣だけでも、余計な故障リスクを減らせるでしょう。
ガラスが曇ったらどうする?
サウナやお風呂の後、時計のガラス内側が白く曇った場合は注意してください。
外側に付いた水滴なら拭き取れますが、ガラスの内側に発生した曇りは、時計内部の温度や湿気の状態に関係している可能性があります。
急な温度変化によって一時的に曇りが見られる場合もあります。ただし、曇りが長時間消えなかったり、水滴が確認できたりする場合は、内部への浸水も疑う必要があるでしょう。
このような状態になったら、ボタン操作や追加の水洗いは控えてください。
自分で裏蓋を開けて乾燥させようとすると、かえって防水性を損なうおそれがあります。
水滴が見える、表示がおかしい、動作が不安定といった異常があれば、早めにカシオの修理窓口などへ相談するのが安心です。
時計内部の湿気は、放置すると電子部品の故障につながる可能性があります。異変を感じたら、使い続けないことが大切ですね。
G-SHOCKでダイビングできる?
海で使えるG-SHOCKでも、潜水の種類によっては対応できない場合があります。ここでは、素潜りとスクーバダイビングの違い、潜水用モデルの特徴を解説します。
20気圧防水で潜れる範囲
一般的な20気圧防水のG-SHOCKは、スキンダイビングと呼ばれる素潜りに対応しています。
これは、水深200m相当の圧力に耐えるという表記があっても、潜水用時計として求められる条件を満たしているとは限らないためです。
ここで大切なのは、単純な潜水深度だけで判断しないこと。
例えば、水深がそれほど深くない場所であっても、空気ボンベを使用する潜水なら、一般的な20気圧防水モデルではなく潜水用時計を選ぶ必要があります。
また、素潜りであっても、時計の状態が良好であることが前提です。ガラスやケースに損傷がないか、バンドがしっかり固定されているかを確認してください。
潜水中の安全管理には専用機器も必要です。腕時計の防水性能だけで安全性を判断しないようにしましょう。
FROGMANは何が違う?
G-SHOCKのなかで、本格的なダイビングを想定しているのがFROGMAN(フロッグマン)シリーズです。
FROGMANにはISO規格200m潜水用防水を備えたモデルがあり、スクーバダイビングでの使用に対応しています。
一般的な20気圧防水とは異なり、潜水用時計としての防水設計が採用されている点が特徴です。
モデルによっては、潜水時間の計測やダイビングログ、潮汐情報を確認できる機能なども搭載されています。
例えば、GWF-1000やGWF-D1000といったFROGMANのモデルは、ISO規格200m潜水用防水を備えています。
ISO規格をクリアした本格ダイバーズ。過酷な海中での信頼性を求めるならこのモデルで決まりです。
なお、FROGMANという名称だけで細かな機能まで共通しているわけではありません。潜水時間の表示方法やセンサー機能、操作方法は型番によって違います。
水深・温度・方位を計測できるトリプルセンサーを搭載。プロ仕様の機能を詰め込んだ究極のフロッグマンです。
20気圧防水と潜水用防水の技術的な違いについては、G-SHOCK公式「20気圧防水・ISO規格200m潜水用防水」でも確認できます。
◆編集部メモ
海水浴や普段の水遊びなら、一般的な20気圧防水モデルで対応できる場面が多いです。一方、空気ボンベを使うダイビングが目的なら、FROGMANの潜水用防水モデルのように、用途に合った防水規格を備える時計を選びましょう。見た目が似ていても、対応する活動は違いますよ。
潜水前に確認すること
潜水用防水モデルを持っている場合でも、海に入る前の確認は欠かせません。
時計のガラスにひびがないか、ケースに異常がないか、表示や電池の状態に問題がないかなどを確認しましょう。
バンドの固定状態も重要です。潜水中に時計が外れてしまうと、時間管理が難しくなるだけでなく、大切な時計を紛失する可能性もあります。
また、潜水用モデルでも、すべての操作が水中で認められているとは限りません。特定のボタンを水中操作できるモデルもありますが、その場合も取扱説明書に従う必要があります。
そして、ダイビングの安全管理を腕時計だけに頼るのは避けてください。
潜水時間や水深の確認には、適切なダイビング機器を併用し、必要な安全手順を守ることが大切です。
時計選びと同じくらい、潜水前の準備も丁寧に行いたいですね。
防水性能を保つお手入れ方法
G-SHOCKの防水性能は、購入したときのまま永久に維持されるものではありません。日頃の取り扱い方や使用環境、経年劣化によって状態が変わるため、適切なメンテナンスが必要です。
樹脂バンドの劣化に注意
G-SHOCKで広く採用されている樹脂バンドは、軽量で水辺でも扱いやすい素材です。
ただし、樹脂だからといって劣化しないわけではありません。
長期間使用していると、紫外線や汗、汚れ、温度などの影響で硬化や変色、ひび割れが発生する可能性があります。
とくに確認しておきたいのが、バンドの曲がる部分と留め具の周辺です。
毎日同じ位置で締めていると、その部分には繰り返し力がかかります。表面に小さな亀裂ができていないか、ときどきチェックしてみてください。
また、樹脂バンドは時計本体の防水性能を担うパッキンとは別の部品です。バンドが傷んだからといって、直ちに時計内部へ水が入るという意味ではありません。
ただし、バンドが切れて時計を落とせば、本体の損傷につながるおそれがあります。
状態に不安があるなら、海やプールへ出かける前に交換を検討しましょう。
濡れた状態でのボタン操作
防水時計を使ううえで覚えておきたいのが、水中や濡れた状態でのボタン操作です。
G-SHOCKにはストップウオッチ、タイマー、ライトなど便利な機能が搭載されています。しかし、防水性能が高いからといって、濡れた状態で自由に操作してよいわけではありません。
一般的な防水時計について、カシオは水中や時計に水分が付いた状態でのボタン・りゅうず操作を避けるよう案内しています。
そのため、海やプールでは必要な設定を入水前に済ませておくと便利です。
ライトを点灯させたい場合も、まず水から上がり、時計の水分を拭き取ってから操作することを基本にしましょう。
なお、潜水用の一部モデルなど、特定の水中操作が認められる機種もあります。こうした例外については、各モデルの取扱説明書を優先してください。
パッキンは定期交換が必要
防水性能を維持するうえで重要なのが、時計内部への水の侵入を防ぐパッキンです。
パッキンはゴムなどの素材で作られており、経年変化によって状態が変わります。
そのため、購入時に20気圧防水だった時計でも、長期間メンテナンスしていなければ、防水性が低下している可能性があります。
カシオは、防水性を保つために2〜3年を目安とした定期的なパッキン交換をおすすめしています。
ただし、これは一般的な目安です。使用環境や時計の状態、モデルごとの指定によって、必要な対応は異なります。
とくに、海やプールで頻繁に使用する時計は、定期的な防水検査を検討したいところです。
また、電池交換時に裏蓋を開ける場合は、適切なパッキン交換や防水検査を行える窓口へ依頼することが重要になります。
安易に自分で裏蓋を開けるのは避けたほうがいいでしょう。
水が入ったときの対処法



もしG-SHOCKの内部に水が入った可能性がある場合は、そのまま使用し続けないでください。
ガラスの内側に水滴が付いている、表示が消える、ボタンの反応がおかしいといった症状は、点検が必要なサインです。
まず、さらなる水濡れを避け、時計を安全な場所に置きましょう。
その際、内部の水分を飛ばそうとしてドライヤーを使用したり、直射日光に長時間当てたりするのはおすすめできません。
また、自己判断で分解すると、部品の損傷や防水性の低下につながるおそれがあります。
浸水の疑いがある場合は、できるだけ早くカシオの修理窓口などへ相談してください。
修理では、時計の内部状態や部品の損傷状況によって必要な作業が変わります。
海やプールでの使用が多いなら、防水検査に対応した時計修理サービスを利用できるか確認しておくと安心です。


水辺で使うG-SHOCKの選び方
これからG-SHOCKを購入するなら、使用する場面に合ったモデルを選びたいところです。防水性能に加えて、装着感や機能、バンド素材にも注目してみましょう。
日常使いなら5600系
普段使いを中心に、海やプールでも使用したいなら、5600シリーズは有力な候補です。
例えば、DW-5600UEは20気圧防水と耐衝撃構造を備えた定番のスクエアモデル。シンプルなデジタル表示で、日常生活でも使いやすい一本です。
また、G-5600UEはソーラー充電に対応しており、電池交換の手間を減らしたい人にも向いています。
どちらも樹脂バンドを採用しているため、軽さや扱いやすさを重視する場合に選びやすいでしょう。
ただし、20気圧防水という仕様は共通していても、サウナや入浴に対応するわけではありません。
購入するときは、使用したい場面を具体的に考えてみてください。
20気圧防水の定番G-SHOCKを探しているなら、まずは5600シリーズの仕様を比較すると選びやすいと思います。
スクエア型のデザインについて詳しく知りたい方は、G-SHOCKのスピードモデルの特徴と魅力も参考にしてみてください。
海のレジャーならG-LIDE
サーフィンなど海でのレジャーを楽しむ機会が多いなら、G-LIDEシリーズも候補になります。
G-LIDEには、潮の満ち引きを確認できるタイドグラフなど、海のアクティビティに役立つ機能を搭載したモデルがあります。
例えば、GWX-5600は20気圧防水に対応し、タイドグラフやソーラー充電、電波による時刻修正機能などを備えています。
潮の満ち引きがわかるタイドグラフを搭載。海を愛するすべての人のために作られた特別な一台です。
ただし、G-LIDEというシリーズ名だけで、すべてのモデルの機能が共通しているわけではありません。
購入前には、防水性能に加え、タイドグラフの有無や表示方式、バンドの素材などを確認しましょう。
また、潮汐情報は海の状況を知るための参考情報であり、遊泳やサーフィンの安全を保証するものではありません。
実際の海況や天候、現地の注意情報なども確認したうえで使用することが大切です。
中古モデルは状態を確認



中古のG-SHOCKを購入する場合は、新品以上に防水性能の状態を意識したいところです。
外見がきれいでも、内部のパッキンが経年劣化している可能性があります。
また、過去に電池交換や修理が行われていても、その際に適切な防水検査が実施されたかどうかは、外見から判断できません。
とくに海やプールでの使用を目的に購入するなら、防水検査やメンテナンス履歴を確認できる個体を選ぶと安心です。
購入後に必要な点検や部品交換が発生すれば、その分の費用もかかります。
価格が安いという理由だけで決めるのではなく、時計の状態や保証内容、修理対応の可否も確認しましょう。
旧モデルや生産終了モデルでは、部品の供給状況によって修理できない場合もあります。
防水性能を重視するなら、購入後のメンテナンスまで含めて判断することをおすすめします。
使用前に知っておきたい注意点
防水表示を確認していても、使い方によっては思わぬトラブルにつながることがあります。最後に、水辺でよくある見落としを確認しておきましょう。
急な温度変化を避ける
時計にとって、水圧だけでなく急激な温度変化も注意したい要素です。
例えば、炎天下で熱くなった時計を冷たい水に入れたり、温かい場所から急に冷たい場所へ移動したりすると、内部と外部の温度差が大きくなります。
これによってガラスが一時的に曇るなど、気になる症状が現れる場合もあります。
もちろん、温度変化が起きるたびに故障するというわけではありません。
ただ、20気圧防水の表示だけを理由に、高温と冷水を繰り返す使い方をしてよいとは考えないほうがいいでしょう。
とくに、サウナと水風呂を行き来するような使用は避けてください。
時計の防水性能は、高温・急冷を繰り返すことまで保証するものではないからです。
傷や衝撃にも気をつける
G-SHOCKは耐衝撃性能に優れた時計ですが、まったく傷が付かないわけではありません。
海辺の岩場やプールサイドなどでは、思わぬところで時計をぶつけることがあります。
ケース表面の小さな擦り傷だけなら、防水機能に直接影響しない場合もあるでしょう。
しかし、ガラスのひび割れやケースの変形、部品の破損があると、防水性能に問題が生じる可能性があります。
また、落下などの衝撃を受けた後は、外見に目立つ異常がなくても注意が必要です。
強い衝撃を受けた時計を、そのまま水中で使い続けることはおすすめできません。
気になる損傷があれば、使用を控えて点検を受けてください。
防水性能は永久ではない
G-SHOCKを長く愛用するうえで、最後に覚えておきたいのが防水性能の経年変化です。
新品時の防水性能は、使用状況やメンテナンスによって変わる可能性があります。
例えば、パッキンが劣化していたり、電池交換後に適切な防水検査が行われていなかったりすると、想定していた防水性能を発揮できない場合があります。
だからこそ、海やプールで使う時計は、定期的な点検が大切です。
防水検査を受けたからといって、将来にわたって性能が保証されるわけではありませんが、現在の状態を確認する手段になります。
時計の状態が分からないときは、無理に水中で使わないという判断も大切です。
お気に入りのG-SHOCKを長く使うために、性能を過信せず、適切な取り扱いとメンテナンスを続けていきましょう。
G-SHOCKの防水に関するFAQ
ここまでの内容を踏まえ、G-SHOCKの防水性能についてよくある疑問に回答します。実際に使う前の確認にも役立ててください。
G-SHOCKの防水に関するよくある質問(FAQ)
Q1. G-SHOCKは海に入っても大丈夫ですか?
A. 20気圧防水のG-SHOCKであれば、一般的な海水浴や水泳に対応しています。ただし、時計の状態に問題がないことが前提です。海水に浸かった後は真水で塩分を洗い流し、柔らかい布で拭いて乾燥させてください。
Q2. G-SHOCKを着けたままプールで泳げますか?
A. 20気圧防水モデルなら、一般的なプールでの水泳に対応しています。ただし、温水プールなどの高温環境では使用を避けてください。また、施設によっては腕時計の着用が禁止されているため、利用規則の確認も必要です。
Q3. G-SHOCKはサウナで壊れますか?
A. サウナに持ち込んだからといって必ず故障するわけではありません。しかし、高温多湿の環境は防水性能の低下やガラス内部の曇りにつながる可能性があります。カシオも使用を避けるよう案内しているため、サウナでは外してください。
Q4. G-SHOCKの20気圧防水でダイビングできますか?
A. 一般的な20気圧防水モデルは素潜りに対応していますが、空気ボンベを使用するスクーバダイビングには対応していません。スクーバダイビングでは、FROGMANなどISO規格200m潜水用防水を備えた時計を選んでください。安全管理には適切なダイビング機器の併用も必要です。
Q5. G-SHOCKの防水性能は何年持ちますか?
A. 防水性能が維持される年数は、使用環境や時計の状態によって異なります。カシオは2〜3年を目安にパッキンの定期交換をおすすめしています。海やプールで使用する機会が多い場合は、防水検査も含めた定期的な点検を検討してください。
まとめ|G-SHOCKの防水性能
G-SHOCKは20気圧防水を備えたモデルが多く、雨の日や水仕事だけでなく、海水浴やプール、サーフィンなどでも活躍する腕時計です。
ただし、水に強いことと、あらゆる環境で使えることは同じではありません。
とくにサウナや温水プール、入浴などの高温環境では、防水性能が高いモデルでも使用を避ける必要があります。
また、スクーバダイビングでは一般的な20気圧防水モデルではなく、潜水用防水規格を備えた時計を選ぶことが大切です。
G-SHOCKの防水性能で覚えておきたいこと
- 一般的な20気圧防水モデルは水泳や海水浴に対応する
- サーフィンでも使用できるがバンドの固定状態を確認する
- サウナ・温水プール・入浴では使用を避ける
- 20気圧防水と潜水用200m防水は異なる
- スクーバダイビングでは潜水用防水モデルを選ぶ
- 海水に濡れた後は真水で塩分を洗い流す
- パッキン交換や防水検査を定期的に検討する
僕ら編集部が大切だと思うのは、G-SHOCKのタフさを信頼しながらも、その限界を知っておくことです。
性能に合った使い方をすれば、水辺でも頼れる相棒になってくれるはずです。
あなたが普段使っているG-SHOCKも、ぜひ一度、防水表示やバンドの状態を確認してみてください。
ちょっとしたお手入れと点検を続けながら、お気に入りの一本を長く楽しんでいきましょう。













