プロトレックは壊れやすいって本当?故障例と対策を徹底解説

プロトレックの代表的なアウトドアウォッチを着用した登山シーン

こんにちは。The Chrono Lab編集部です。

プロトレックは壊れやすいのか気になって、故障しやすいポイントや修理のことを調べている方も多いのではないでしょうか。この記事では、実際に壊れたときの対処法や故障率の傾向、ベルト交換やバンド切れの体験談、センサーや液晶のトラブルまで、気になる情報を分かりやすく整理していきます。

アウトドア用の高機能ウォッチだからこそ、登山やキャンプの最中に突然動かなくなったら困りますよね。本当に壊れやすいのか、どんな故障が起きやすいのか、修理やメンテナンスでどこまでカバーできるのかを、時計好きの目線でフラットにまとめました。

読み終わるころには、自分にとってプロトレックが合っているのかどうか、かなりイメージがはっきりするはずです。

この記事のポイント
  • プロトレックが壊れやすいと言われる主な理由と実際の口コミ傾向
  • 液晶・センサー・ベルトなど代表的な故障パターンと原因
  • 修理費用や保証内容の目安と、故障率の考え方
  • プロトレックを長く使うためのコツとG-SHOCKとの耐久性の違い
目次
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プロトレックは壊れやすいと言われる理由とは

Image: The Chrono Lab

まずは、「プロトレックは壊れやすい」という評判がどこから来ているのかを整理します。実際の口コミを見ていくと、液晶やセンサーのトラブル、ベルトや接合部の破損など、いくつかパターンが見えてきます。一方で、10年以上ノートラブルで使っているユーザーも少なくありません。このギャップを理解するところからスタートしていきましょう。

故障に関する口コミの傾向

Image: The Chrono Lab

プロトレックに関する口コミを俯瞰して見ると、大きく分けて次のような声に分かれます。

  • 登山や釣りでガシガシ使っているが、10年前後壊れずに動いているという長期使用報告
  • 数年で液晶表示がおかしくなった、センサーが狂った、バンドが割れたといった故障報告
  • 古いモデルで部品が出ず、修理不能と言われたというサポート面の不満

ここで注意したいのが、「壊れやすい」という評判は、壊れて困った人の声がネット上で目立ちやすい、という点です。問題ない人はわざわざ「壊れなかった」と書き込まないので、どうしてもネガティブな情報が多く見えてしまいます。

編集部としてはいろいろな声を見たうえで、プロトレック自体が特別に粗悪というより、「精密なアウトドア計器をどこまで丁寧に扱えるか」で評価が割れていると感じています。G-SHOCKのような“とにかく頑丈な道具”というイメージのまま使うと、「思ったより繊細だな」と感じやすいところは正直あるはずです。

口コミを見るときは、「使用年数」「使い方(登山・ダイビング・普段使い)」「保管環境」をセットで見ると、その人のケースが自分に近いかどうか判断しやすくなります。

液晶表示に起きやすいトラブル

プロトレックで比較的よく話題に上がるのが、液晶表示まわりのトラブルです。代表的なのは次のような症状です。

  • 突然液晶が真っ暗になり、ボタンを押しても反応しない
  • 一部のセグメントだけ表示されない・薄くなる
  • バックライトが極端に暗くなる、点かなくなる

原因として多いのは、ソーラー二次電池の劣化や充電不足、内部回路の不具合です。ソーラーモデルは半永久的に動くイメージを持たれがちですが、実際には二次電池にも寿命があり、一般的にはおおよそ7〜10年が一つの目安と言われます(あくまで目安で、個体差はかなり大きいです)。

また、強い衝撃を与えたあとに液晶の一部が映らなくなったというケースもあります。アウトドア用とはいえ、内部はかなり細かい部品で構成されているので、岩に叩きつけるような衝撃はやはり危険です。

液晶が真っ暗になったときは、まず十分に光を当てて充電し、それでも改善しなければ内部不良や二次電池の寿命が疑われます。自己分解は防水性能の低下にもつながるため、迷ったら正規の修理窓口に相談するのがおすすめです。

センサー故障が起きる主な原因

プロトレックの大きな魅力は、方位・気圧・高度・温度などを測れるトリプルセンサーですが、この部分が「壊れた」「おかしくなった」と感じる人もいます。実際には、故障と設定・環境要因が混ざっているケースが多い印象です。

よくある症状

  • コンパスが明らかに違う方向を指す
  • 気圧や高度が極端にズレた値を示す
  • ERR表示が出て、センサー系の計測ができない

主な原因

  • 磁気帯び:スピーカーや磁石入りバッグの金具など、強い磁気の近くに置いたことでコンパスが狂う
  • センサー孔の詰まり:気圧センサーの穴に泥や汗、皮脂が入り込み、正確に外気を拾えなくなる
  • 結露や急激な温度差:寒暖差で内部に水滴がつき、一時的に誤作動する
  • 長年の経年劣化:内部センサー自体の感度低下

実際、「壊れたと思ったら、コンパスの再補正で直った」「気圧・高度の基準値をセットし直したら落ち着いた」という話も多く、センサー系はまず設定と環境を疑うのが鉄則です。それでも改善しない場合は、センサー故障の可能性が高くなります。

方位や高度がおかしいと感じたら、まずは取扱説明書どおりに再補正・再設定を行い、そのうえでおかしい場合に「故障」の可能性を考える、という順番でチェックしていくと混乱しにくくなります。

ベルトが切れたという体験談

Image: The Chrono Lab

「プロトレックのベルトが突然切れた」「ラグ部分が割れた」という声もときどき見かけます。ここでポイントになるのが、樹脂バンドと金属バンドの違いです。

多くのプロトレックは軽さを優先した樹脂バンドを採用しており、この樹脂は紫外線・汗・皮脂で少しずつ劣化していきます。おおざっぱな目安として、アウトドアでしっかり使っていると5〜7年ほどでひび割れや硬化が目立ってくることが多いです。

また、ザックのストラップに引っ掛けた拍子に、ケースとバンドをつなぐラグ部分の樹脂が割れた、という体験談もあります。ここは力が集中しやすいポイントなので、軽量モデルほど負荷には注意したいところです。

一方で、チタンやステンレスのメタルバンドモデルでは「バンド自体が割れる」という心配は少ないですが、ピン抜けやバックルの摩耗といった別のメンテナンスが必要になります。いずれにしても、ベルトは消耗品という意識を持っておくと、突然の破断で本体を落とすリスクを減らせます。

壊れやすいと噂されるモデル傾向

ネット上では、特定の型番が名指しで「壊れやすい」と話題になることもあります。ただ、編集部としては「この型番だからダメ」というより、設計思想や素材の方向性による傾向として理解するほうが現実的だと思っています。

たとえば、次のような特徴をもつモデルは、どうしてもトラブル報告が集まりやすい印象があります。

トラブル報告が集まりやすいモデル例

  • 薄型軽量を優先した樹脂ケースで、ラグ部分が細いモデル(ラグ破損の報告が出やすい)
  • 初期のソーラー・電波モデルで、二次電池の寿命や回路の設計が今よりシビアだった世代
  • アナログ針と液晶を組み合わせた複雑なハイブリッドモデル(リューズや針回りのトラブルが増える)
  • 新素材のバイオマス樹脂を使った初期ロットなど、長期実績がまだ少ないモデル

もちろん、同じモデルでも「10年以上問題なし」という個体もあれば、「数年で不具合が出た」という個体もあります。壊れやすさはモデルだけでなく、使い方・保管環境・当たり外れの組み合わせで決まると考えたほうが現実的です。

特定モデルの噂だけで判断すると、本来マッチしていたかもしれないモデルまで候補から外してしまうことがあります。気になる型番があれば、複数のレビューを読み比べて、「どういう使い方をした人がどんなトラブルを起こしているのか」を冷静にチェックするのがおすすめです。

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プロトレックが壊れやすいという不安への対策

Image: The Chrono Lab

ここからは、「壊れやすいかどうか」を恐れるだけでなく、具体的にどう備えるかにフォーカスしていきます。修理費用の目安や保証の考え方、故障率との付き合い方、そしてプロトレックを長持ちさせるコツ、G-SHOCKとの住み分けまでまとめてお伝えします。

修理費用はどのくらいかかるか

プロトレックの修理費用は、どこが壊れたか・どのモデルかによって大きく変わります。ここでは、あくまで一般的な目安としてイメージを整理しておきます。

よくある修理とおおよその費用感(目安)

  • 樹脂バンド交換:数千円前後
  • メタルバンドの部品交換・調整:数千円〜1万円前後
  • ソーラー二次電池交換:数千円〜1万円前後
  • 液晶パネル交換やムーブメント交換:1万円〜2万円台

編集部の感覚としては、「軽微なパーツ交換は数千円、本格的なモジュール交換は1〜2万円台」というイメージを持っておくと、大きくズレにくいと思います。

ただし、これはあくまで一例であり、為替・部品在庫・モデルによって実際の金額は変わります。

費用は時計の状態や依頼先によって大きく変動するため、必ず事前に見積もりを確認してください。正確な料金や納期はカシオ公式の修理窓口や、正規販売店・認定修理店の案内が最新かつ信頼できます。

また、「修理代が新品の価格とあまり変わらない」というケースもあり、その場合は買い替えとの比較検討になります。たとえば、機能的に満足しているモデルなら修理して延命する価値は高いですし、新しいセンサーやBluetooth機能に惹かれているなら、あえて買い替えを選ぶのもアリです。

費用面が気になる方は、プロトレック以外の選択肢としてG-SHOCKの上位モデルや他ブランドのソーラー電波モデルも比較対象になるでしょう。

たとえば、G-SHOCKの最上位ラインであるMR-Gの「一生もの」性については、GショックMRGは一生ものか?価格帯と代表モデルを徹底比較で詳しく整理していますので、耐久性と価格のバランスを考えたい方には参考になると思います。

保証内容と修理対応の実情

プロトレックを検討するときは、本体スペックだけでなく「どこまでメーカーが面倒を見てくれるのか」も重要なポイントです。

基本的な保証の考え方

  • 一般的には購入日から1年間のメーカー保証が付くことが多い
  • 正常な使用状態での自然故障が対象で、落下や衝撃、水没などの過失は対象外になりやすい
  • 販売店独自の延長保証(3〜5年など)を付けられる場合もある

保証期間を過ぎた場合は、有償修理が基本になりますが、カシオは国内に修理拠点があり、サポート面の評価は全体的に高めです。古いモデルで部品がなく「修理不能」となるケースもありますが、その場合は買い替えや代替提案を含めて相談に乗ってくれることが多い印象です。

同じカシオの上位ラインであるオシアナスについては、寿命や壊れやすさ、サポートの印象をまとめたカシオのオシアナスの評判は信頼できる?寿命や壊れやすさを徹底解説という記事もあります。ブランド全体としてのサポートポリシーを知りたい方は、そちらもあわせて読むとイメージが掴みやすいはずです。

保証条件や対象範囲は、モデル・販売店・購入経路(国内正規か並行輸入か)などで変わる可能性があります。正確な情報は必ずカシオ公式サイトや購入店の保証規約でご確認ください。不明点があれば、購入前に販売員やサポート窓口に質問してクリアにしておくと安心です。

故障率は実際に高いのか

「壊れやすいかどうか」を冷静に考えるには、本来なら故障率のデータが欲しいところですが、メーカーが具体的な数値を公表しているわけではありません。そのため、私たちはユーザーの声や修理相談の傾向から、できるだけフラットに見ています。

結論だけ先に言うと、プロトレックの故障率が他のアウトドアウォッチと比べて極端に高いとは言いにくいと考えています。アウトドア用の多機能時計として、求められる耐久性は十分クリアしている印象です。

一方で、G-SHOCKのような「単純構造でとにかく頑丈」な時計と比べると、センサーやソーラー、電波などが増えたぶん、トラブルの入り口はどうしても増えます。その意味で、プロトレックの故障率は「構造が複雑なぶん、メンテナンス前提の精密機器寄り」とイメージしておくとしっくりくるはずです。

同じアウトドアウォッチでも、「壊れたことがない」ユーザーと「数年で故障した」ユーザーが共存しています。差を分けているのは、使用頻度・環境・メンテナンス・運の4つです。特にメンテナンスの有無は大きく、年単位での差になって効いてきます。

長持ちさせるための使い方

ここからは、プロトレックを少しでも長く付き合える相棒にするための具体的なコツをまとめていきます。難しいことではなく、どれも今日から意識できるレベルのものです。

日常的に意識したいポイント

  • 強い衝撃を避ける:岩や金属に叩きつけるような使い方は避ける
  • センサー孔を塞がない:泥や砂がついたら、水でやさしく流して落とす
  • 樹脂バンドの劣化チェック:ひび割れや白い筋が出てきたら、早めにベルト交換を検討する
  • ソーラーはこまめに充電:日中はシャツのカフスで完全に隠さず、できるだけ光に当てる
  • 急激な温度差を避ける:冬山から暖房の効いた室内へ入るときは、袖の中でゆっくり慣らす

「汚れたら洗う・光に当てる・違和感を放置しない」この3つだけでも、寿命はかなり変わってきます。特に、ベルトとパッキンは消耗品と割り切って、定期的な交換を前提に考えるとストレスが減ります。

メンテナンスのタイミング

  • 5年に一度を目安に、防水パッキンの点検や交換を検討する
  • ソーラーの持ちが明らかに悪くなったら、二次電池交換のサインと考える
  • 重要な山行や長期旅行の前には、簡単な動作チェックをしておく

分解を伴うメンテナンスを自分で行うのはおすすめしません。防水性低下や破損リスクが高く、結果的に修理代が高くつくこともあります。内部作業は、信頼できる時計店やメーカーサービスに任せたほうが安全です。

ソーラーやGPSなど、より高機能な時計の寿命やメンテナンスの考え方については、たとえばセイコーアストロンを例にしたセイコーのアストロンは一生ものとして使えるのか?寿命と付き合い方でも詳しく解説しています。ソーラーモデル全般の感覚をつかみたい方には参考になると思います。

G-SHOCKと耐久性を比較する

Image: The Chrono Lab

プロトレックを語るうえで避けて通れないのが、「じゃあG-SHOCKと比べてどうなの?」というポイントです。両方カシオのアウトドア寄りウォッチですが、設計思想はかなり違います。

スクロールできます
項目プロトレックG-SHOCK
コンセプト自然環境を読むアウトドア計器とにかくタフな耐衝撃ウォッチ
主な強み高度・気圧・方位などセンサー機能衝撃・防水・耐久性の高さ
構造の複雑さセンサーやソーラーで複雑モデルによるが比較的シンプル
壊れにくさのイメージ精密機器としてはタフ「壊れない時計」の代名詞的存在
おすすめの使い方登山・トレッキング・釣りなど日常+スポーツ+ライトアウトドア

ざっくり言うと、プロトレックは「環境情報を測る道具」、G-SHOCKは「何をしても壊れにくい道具」です。壊れやすさを気にしている人にとっては、G-SHOCKのほうが安心感はあるかもしれません。

とはいえ、登山で高度や気圧の変化を見ながらルートを組み立てるような使い方をするなら、プロトレックのセンサーは非常に心強い存在です。どちらが優れているかではなく、「自分のアウトドアスタイルに合うのはどっちか」で選ぶのが正解だと思います。

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総括:プロトレックは壊れやすいのか総まとめ

最後に、ここまでの内容を踏まえて「プロトレックは壊れやすいのか?」を整理しておきます。

  • プロトレックは、多機能なアウトドアウォッチとして十分な耐久性を持っている
  • 一方で、センサーやソーラーなど精密な部分が多く、G-SHOCKほど「無敵」ではない
  • 壊れやすいと感じるかどうかは、使い方・環境・メンテナンス次第でかなり変わる
  • ベルトや二次電池など、消耗品の交換を前提に付き合えば、長く相棒になってくれる

編集部としては、プロトレックが「雑に扱っても壊れない時計」ではなく、「アウトドア好きが上手に付き合えば頼れる計器」だと考えています。

プロトレックが壊れやすいかどうかを心配して検索しているあなたも、この記事を通して、自分にとってのリスクとリターンのバランスが見えてきたのではないでしょうか。

なお、本記事で触れている修理費用や寿命に関する数値は、あくまで一般的な目安です。実際の料金や対応内容はモデル・個体・依頼先によって変わる可能性があります。

正確な情報はカシオ公式サイトや正規販売店、修理サービスの案内を必ずご確認ください。また、特に大切な1本について判断する際は、最終的な判断を専門の修理業者や販売店などのプロフェッショナルに相談してから決めることをおすすめします。

プロトレックを選ぶかどうか迷っているなら、「どれだけハードに使うのか」「どこまでセンサー機能を活用したいのか」を一度整理してみてください。そのうえで、壊れやすいという不安と、手に入るメリットを天秤にかければ、あなたなりの納得感のある答えが出てくるはずです。

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※本記事に掲載している画像は、AIにより生成された参考イメージであり、実在のブランドやメーカーとは一切関係ありません。
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